Instagramリールの編集を自動にした。3か月で入れた動画は3本、投稿は1本。止まったのは撮るほうだった

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リールの素材を入れるフォルダを開くと、ファイルの日付はこう並んでいた。

仕組みに入れた日 素材
7月4日 動画(16.7秒)
7月6日 動画(90.2秒)
7月18日 写真1枚
9月25日 動画(13.4秒)

テスト用のファイルと、同じ映像を入れ直したぶんは除いてある。日付は撮った日ではなく、仕組みに入れた日だ。

7月7日から9月24日まで、新しい動画は1本も入っていない。9月25日のあとも、10月18日の今日まで入っていない。Instagramに投稿したリールは、7月の1本だけだ。

私は副業で海産物のネットショップを準備していて、リールの編集を自動にする仕組みを7月に作った。編集は自動で終わる。止まったのは撮るほうだった。店がまだ開いていないので、撮るものがない。

この記事に書くのは、仕組みの中身と設定値、任せきれなかった所、そして撮るものがないと何が起きたかだ。

仕組みに入れた素材の時系列。7月4日と7月6日に動画、7月18日に写真1枚、9月25日に動画。7月7日〜9月24日と9月26日〜10月18日は新しい動画0本。投稿は7月の1本だけ

自動でやっていること

私はリールを手で編集したことがない。最初からAI(Claude Code)に頼んで、仕組みを作ってもらった。撮影もスマホを手で持って撮るだけで、三脚も照明も使っていない。

動画を1本入れると、次の4つが順に走る。

工程 使っている道具 今の設定
1. 無音カット(音のない所を詰める) auto-editor 切った前後に0.3秒の余白を残す
2. ノイズ除去 ffmpeg 強さ10(弱め)
3. 縦型に変換 ffmpeg 1080×1920
4. 冒頭の文字(フック)を入れる 文字を透明な画像にして重ねる 64px、頭から1.5秒、フェード0.2秒

スマホからも使えるように、ブラウザで開く小さなアプリも作った。自分のMacで動かしている自分専用のもので、同じWi-Fiにつないだスマホから開く。動画を上げて、型を選んで、Claudeが出したフックの案3つから1つ選ぶと、上の4工程が走って完成品が見られる。

型は4つ決めてある。①料理の音と見た目で見せる型、②数字や意外な一言で止める型、③店の犬が主役の型、④解凍のやり方を比べる型だ。

自動にしなかったこと

設定ファイルの冒頭には「やり過ぎ厳禁」と書いてある。

効果音、ズームの連打、色とりどりの文字、0.3秒刻みのカット。海産物を誠実に売りたい店の動画には合わないので、この4つは最初から実装していない。

残した設定も、弱いほうに倒してある。

任せきれなかったところ

アプリの台本は、映像を見ずに書かれていた

7月6日に入れた90秒の動画で、アプリが台本を作った。出てきたカット割りは1分30秒ぶんあって、「調理/解凍工程のカット(素材に調理シーンがあれば)」のように、その動画に映っているかどうか分からない場面を候補に並べていた。

台本ファイルの末尾に、理由が書いてある。

台本は商材名・素材メモから生成(映像そのものは未確認)

アプリが台本を書くときに渡しているのは、型・商品名・メモ・動画の長さの4つだけだ。この回は商品名とメモが空欄で、手がかりになったのは「犬が主役の型」と「約90秒」だけだった。中身を知らないまま長さに合わせて、1分30秒ぶんのカット割りが出てきたことになる。

9月の1本は、アプリを使わなかった

9月25日の動画は、鮭のパックを2つ撮ったものだ。天然の秋鮭と、刺身用の養殖サーモン。これはアプリに入れず、Claude Codeに直接頼んだ。

最初の台本には「解凍」「加熱用」の表示を映すカットがあった。確認したフレームには、その表示が映っていなかったので、その2カットは消えた。

ほかにも、自動の4工程には入っていない作業があった。

13.4秒の動画が、8.4秒のリールになった。

決まった4工程は自動で回る。ただ、どの表示が映っているか、何を隠すか、どこを切るかは、映像を見ながら決める作業だった。アプリの4工程だけでは足りなかった。

止まったのは、撮るほうだった

3か月前、AIに任せている仕事の一覧を書いた。リール編集の行は、こうなっている。

業務 頻度 人間がやること
Instagramリールの編集(縦型変換・テロップ・無音カット) 撮影のたび スマホで素材を撮る

私の仕事は、撮ることだけのはずだった。その「撮影のたび」が、ほとんど来なかった。

理由は単純で、撮るものがない。店はまだ開いていないので、撮りたい場面が生まれない。アプリで作った7月のリールは、全部、店のマスコットの犬が主役の型だった。

動画がない間に、作るリールのほうが形を変えた。

アプリで完成まで回した記録は、7月6日〜17日の間に4回ある。7月17日を最後に、記録はない。

ちなみに、完成したのに投稿していないリールもある。投稿が1本なのは、撮影の少なさだけでは説明できない。

これから自動化する人へ

リール編集を自動にしたい人には、仕組みを作る前に「撮れる場面が週に何回あるか」を数えてほしい。

私の場合、3か月で仕組みに入った動画は3本だった。

私はこれから、仕組みを作り直すつもりだ。動画が撮れない時期でも作れるように、写真や文字だけで作る方向に寄せる。まだ手は付けていない。

撮るものが毎日生まれるのは、店が開いて、商品が動き出してからだと思っている。店はShopifyで準備している(このリンクから申し込むと紹介料が入る。PR)。開店して素材が増えたら、この仕組みが本当に回るかを、続きとして書く。