2026年10月28日
Kindle UnlimitedがKindle+に。中身は同じ、米国で増えたオーディオブックは日本では対象外
10月27日の夜、Amazonの本のページを開くと、上のメニューに「Kindle+」が出ていた。

私はKindle Unlimitedの会員だ。以前は、せどりや中国輸入、副業ブログ、フリーランスの税金といった本を、読み放題でよく読んでいた。全体像をつかむ入口としては役立ったが、実際に手を動かし始めると、それだけでは足りなかった。その読み放題が、2026年10月22日に「Kindle+」へ名前を変えた。Kindle+は、月980円で対象の電子書籍・マンガ・雑誌が読み放題になるAmazonのサービスで、中身は旧Kindle Unlimitedそのままだ。
先に結論を書く。会員は何もしなくていい。 変わったのは名前とデザインだけだ。ただ、ニュースを追っていくと、日本の会員には届いていない変更が一つある。米国では名前の変更に合わせて、読み放題で聴けるオーディオブックが大きく増えた。片道30〜60分を車で通勤している私には、こちらのほうが関係がある。
変わったのは名前とデザインだけ
名前の変更は、10月22日ごろに会員へメールで知らされた。海外でも同じタイミングだ。メールには「変わらないもの」がはっきり並んでいる(参考:INTERNET Watch)。
| 項目 | 名前の変更後 |
|---|---|
| 名前 | Kindle Unlimited → Kindle+(キンドルプラス) |
| デザイン | 変わった |
| 月額料金 | 変わらない(日本は980円) |
| 一度に借りられる冊数 | 変わらない(最大20冊) |
| 読める本(電子書籍・雑誌・マンガ) | 変わらない |
| 読書履歴・保存済みの本 | 引き継がれる |
| ブックマーク・メモ・読書の進み具合 | 引き継がれる |
| 会員の手続き | 不要 |
料金と冊数は財経新聞の報道による。公式ヘルプによると、借りた本に返却期限はなく、Kindle端末がなくても無料のKindleアプリで読める。
料金も冊数も読める本も変わらない以上、名前の変更をきっかけに解約する理由はない。
10月27日時点では、Amazonの公式ヘルプ「Kindle+サブスクリプションと特典について理解する」の本文に「Kindle Unlimitedの本を見つけることができます」と旧名が残り、登録ページのURLの末尾も /subscribe/ku のままだった。アプリやストアで旧名を見かけても、別のサービスに切り替わったわけではない。
まだ読み放題を使ったことがない人は、Kindle+(旧Kindle Unlimited)を無料体験から始められる場合がある。無料体験が終わると、自動で月額料金に切り替わる。
米国ではオーディオブックが増えた。日本は対象外
米国では名前の変更と同時に、読み放題で聴けるオーディオブックが大きく増えた。数千点の電子書籍に音声版が付き、追加料金なしで「読む」と「聴く」を切り替えられる。音声版には、人間のナレーターが読むものと、Amazonの音声合成「Virtual Voice」で作ったものがある(参考:財経新聞)。
米国の読み放題は、2014年に始まったときから一部の本を「聴く」こともできるサービスだった(参考:Amazonの発表(英語))。今回はその範囲が広がった、ということだ。
日本の会員は、今回の拡充の対象に入っていない(参考:INTERNET Watch)。
車通勤の会員にとっては、ここが一番の差
私の通勤は車で、片道30〜60分かかる。運転中は画面を見られない。往復で1〜2時間あるのに、読み放題の本を開ける時間ではない。
米国のように読み放題の本にオーディオブックが付くなら、この時間がそのまま読書の時間になる。でも日本のKindle+では、今のところそうなっていない。(対応するKindle本の読み上げ機能はあるが、人やAI音声が読むオーディオブックとは別の話だ)
なので、車通勤のように画面を見られない時間が長い人は、聴く手段を別に考えたほうがいい。 日本でそれに当たるのがAudibleだ。Kindle+とは別の契約で、対象作品が聴き放題になるプレミアムプランは月1,500円(30日間の無料体験あり)。聴きたい本がAudibleにあるかは、作品ごとに確かめる必要がある。
正直に書くと、私はAudibleをまだ使ったことがない。これから無料体験で、通勤の車の中で聴いてみるつもりだ。Kindle+と両方に入る価値があるかは、聴いてみないと言えない。
まとめ
- Kindle UnlimitedはKindle+に名前が変わった。料金(月980円)・冊数(同時に20冊)・読める本は変わらない
- 会員は手続き不要。名前の変更を理由に解約する必要はない
- 米国では同時にオーディオブックが増えたが、日本は対象外。車通勤のように画面を見られない時間が長い人は、聴く手段を別に考える